覚え書き2013年1月4-6日
1/4夜
ムーンライトえちごに乗車。新潟方面へ。
1/5
朝、新庄着。
思えば、雪国の本格的な冬を見るのは初めて。
それだけで十分新鮮な気分なのだが、後で確認すると雪のディテールに惑わされてばかりの結果。
陸羽東線で鳴子温泉着。
昼食をとって駅の周りを歩き回る。
小牛田。
ここまで来ると雪がすっかりなくなる。時間はあまりなかった。
石巻線に乗り換え。
石巻着。
商店街には色濃く震災の爪痕。
そのまま歩いて、現段階で開通している渡波駅まで二駅間歩くことに。
夕暮れの路。あちこちが空き地だらけ。一階が破壊された大型店や学校。
日が暮れる直前に渡波着。仙台まで移動してホテル泊。
1/6
仙台から阿武隈急行の直通列車に乗車。
角田。
駅の周りが閑散としているのは、町の中心地からずれているせいでもないようだ。
何だか寂しげな雰囲気。
とある駅
駅の改札を降りると、客が通った通路を駅員が常にモップがけ。
玄関口と言える駅前には、民間の手により設置されたモニタリングポスト。
あからさまに平時の値ではない。それが差し示す数値は結局何を告げたいのだろうか。
安全性か危険性か自己判断か。町並みをスナップして回る。
阿武隈急行の終点福島。福島の駅前をうろつくが今ひとつ気分が乗らない。
当初の予定にはなかったが、ローカル私鉄で終点へ向かう。
終点の外れの公園には、どの公園にも行政によって計測された放射線の実測値(地上50cmの空間放射線量)の立て札。
その一方で、同じく行政の手により除染作業が行われた公園には立派なモニタリングポスト。示す数値は、本来ものではないのだがあからさまに安全性をアピールするかのよう。
日暮れより一足早く、各駅停車を乗り継いで帰京。
今回はいろいろと考えさせられた旅であった。