ある写真展の礼状
先月、足を運んだある写真展の作者から、礼状が届いていた。
その文面を見て、手が震えてしまう。何に震えたかというと、信じがたいことだがその文面に書かれた文字を見て。
ここまで凛として、気品に溢れた文字を書ける人はそうはいないだろう。単なる訓練とか数量の比の問題ではない。写真を見たときは、ここまで大きく心を動かされた訳ではなかったが、作品の中にあった大きな何かを見落としていたのではないかと思わざるを得ない。人の有り様などはこういうところにも現れるのだろうか。
てなわけで、自分も部屋にあるペンで軽く一文を書いてみる。あまりもの差に愕然としたのは言うまでもない。
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