これもまた現実
中野区民となって、初の週末。が、完全に鬱。
夕方から客人と新居で広島焼でも焼くつもりだったが、全くそういう気分にはなれなかったので中止してもらった。もちろん、朝から降りしきる雨のせいなどではない。
話は昨夜に遡る。
シゴト場からの帰り。駅のホームの上。
電車が近づいてきた。視線の先で人がホームから落下。ブレーキの鈍い音。
いわゆる人身事故。あっという間の出来事。辺りは騒然。
私が見たのは、人が落下した瞬間まで。当たる瞬間は見ていない。
とても直視などできるものではなく、瞬間的に目を背けていた。
何だかいままで感じたことのない感覚に襲われる。とてもその場になどいられない。
騒然とした現場を背に立ち去るのが手一杯だった。
24時間以上経った今も、目を背ける直前の映像が脳裏から消えない。
見ずに済むものならば、見たくはなかった。
だが、これもまた現実。