確定申告とYP2007展図録
今日は、朝から税務署。確定申告を済ませてきました。
昨年の個展で主催者より支給して頂いたプリント制作費補助と大阪アンコール展の展示立ち会いの補助は原稿料名目の雑所得扱いとなり、現在在籍している会社の年末調整では手続き出来なかったので、要申告となったためです。
一通りの手続きを終えてから東京の街をカメラを持って歩く。代々木→新宿→信濃町→秋葉原→銀座というのが今日のルート。今日は風が強くて寒い。何となくふらついているうちに、あっという間に日暮れ。
家に帰ったら、清里フォトミュージアムよりヤングポートフォリオ展の図録が届いていました。一通り目を通してみての感想。変な言い方ではありますが、よくぞ自分の拙作が他の方々の作品と並んでいるものだと思う、などと言っては関係者の方々に大変失礼に当たりますね。
正直なところ、アーティストステーテメントに幾らかエラそうなことを私は書いてはいますが、今の私では到底及ばないような決意と覚悟をもって制作されたような力ある作品も数多くあるようです。それらと同じ場所に私の作品を並べて頂いているという事実は、私自身の今後のためによく噛み締めるべきことでしょう。
訳あって、昨年の展覧会期間中のブログの内容は手元に残っていませんが、確かこういうことを書いたと思います。
新宿の一等地で同じスペースを借りようと思ったら、果たして一週間のテナント料だけで一体幾らの費用となることか。それを無名の新人が作品発表の場として無償で提供して頂き、更には制作補助費まで受け取るからには、及ばずながらも少しでも良いものを作ろうとするのは当たり前。少しでも手を抜こうものならば、関わっている方々に対して失礼だ。個展は断じて個のものではない、云々。ちょうど今から1年ばかり前のことですが、そのことを改めて思い起こします。
今は次なる展開が出来るよう、ただひたすら前進あるのみ。それは私自身の為であると同時に、縁あってチャンスを与えて下さった方々に対して私から出来る、最大の表敬というものです。