ある遺作展
日曜日:なぜか家を出る気がしない。前夜にあれだけ気分転換ストレス解消したはずなのに。しないならばしないで、家のことをする。夕方近くになって、何となく外に出ずにはいられない。何も考えずに出かけるときは、ギャラリー巡りに限ります。
幾つかのギャラリーを回る。最後にたどり着いたのが、ある若くして亡くなられた作家さんの遺作展。小さなギャラリーの壁面にびっしりと貼られたプリントの数々は8年ほど前の作品とのこと。例え肉体が朽ち果てようとも、遺された作品に注いだ情熱や、託した想いは決して朽ちることはないのかも知れない。そんな何かを感じさせられるものがありました。
果たして、今の私が作るものにそれだけの何かを感じさせられるものがあるのだろうか。その点については、改めて考えざるを得ないなと思いつつ、四谷から渋谷まで歩いて帰りました。何をやっているのやら。