作品制作には、当然のことながら良い材料が欠かせない。ということで、池袋の写真機材商社ショールームで展示会があるというので足を運んでみる。目当ては、海外製のインクジェットペーパー。コストもプリンターメーカー純正の実売価格と変わらないくらいの良心的な価格だし、厚みは純正紙より厚いようだ。
インクジェットペーパーのサンプルを貰って帰るつもりだったのが、15時よりセミナーがあるというので、話を聞いてみる。最新の業務用ストロボのセミナー。今の私にはちょっと縁のない世界だが、聞いてマイナスにはならんだろう。
それにしても驚いた。というより私が知らなかっただけなのだが、今時の業務用ストロボってやつは、ジェネレーターのコントロールパネルから閃光速度の設定、あるいは色温度を数値設定することができ、ワンプッシュで最適な状態に戻したりもできるという。ある程度の設定範囲というものはもちろんあるものの、カメラ側の露出を一切変えずにストロボ単独で閃光速度を変えたり、色味を変えたり。何だかあまり考えられないことだが、そんなん出来るんですか???
ハイエンドな業務用機材には日頃はあまりなじみがない私である。が、折角なのでセミナー終了後にいろいろとマニアックな質問をしているうちに、気付いたら5時前。ロクに買い物するわけでもないのに、ついつい長居してしまった。さぞ、迷惑な客だったに違いない。いずれ間違ってColorEdge(※)にでも手を出すことになったら、相談させて頂くとしよう。(※それなりにマニアックな業務用液晶モニターのこと)
サンプルとして頂いたインクジェットペーパーは見たところ、テスト結果が良ければ作品制作に使ってみても良さそう。以前から良質な半光沢ペーパーが欲しかったし。
ろくに撮影が進んだわけでもなかったが、上機嫌な土曜日の午後であった。