2010/5/31 月曜日

展覧会無事終了

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 20:51:00

 おかげさまをもちまして、本日無事に写真展を終えることが出来ました。多くのご来場を頂きまして、有り難うございました。

 前回もそうでしたが、終わるときは意外にあっさりと終わるものです。祭りとか行事というのは準備をしているときが一番楽しいなどと言いますが、その通りなのかも知れません。

 会場でお会いできなかった方も、週末など足元が悪いのにお越し下さった方も、立場上の微妙な問題によりご案内を差し上げなかった非礼にも関わらずお越し下さいました関係者の皆様も、有り難うございました。

 ひとまずお礼までに。地頭所和徳

2010/5/29 土曜日

自分だけの作品

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 5:37:12

 もう既に会期も終盤ですが、搬入日のこと。今回の搬入は、マットの製作もセットも済んでおり、現地に行って立ち会うだけではある。だが作者として、ギャラリーの空間をどう作るか、職人さんに指示する必要はある。事前に指示書は制作し、準備万端だったはずだが、その指示書を忘れてくる。

 会場から家が近いので、取りに戻ろうかと思ったのだが「別に指示書などなくても、自分の展覧会なのだから、良いでは?」という、とある関係者のもっともな一言により記憶を元に直感で組み立てる。多少迷ったが、これで良し。

 搬入作業が終わり、会場に置く感想ノートとペン立てを買う。その足で、行きつけのゴールデン街の呑み屋でささやかな祝宴?をあげ、終電前。

 帰宅してから、忘れた指示書と会場での作品の並びとを照合する。すると、序盤の1カ所を除き、完全一致。当然、会場の並びの方が、展示としては馴染んでいる。善し悪し云々は別にして私の、私の手による、私だけにしかできない作品を世に送り出していることを実感する。あとは、作品とやらの善し悪しは観る人が決めてくれます。

 今週末もあまり天候が良くないのですが、展示会場で皆様のご来訪をお待ち致しております。

2010/5/26 水曜日

ギャラリーBとCの作家さんのこと

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 1:21:29

 土曜、日曜日とも天候が悪かったにもかかわらず、多くの方々が足を運んで下さる。立地条件は抜群であるし、同じフロアのギャラリーCでは空の写真家として人気であるHABUさんの展示もあるし、その流れで観て下さった方もいるのだろう。
 そのHABUさんが10年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、写真家を志してオーストラリアに旅立ったのは今の私と同じ32歳の時であるとのこと。それから写真家として衆目から認められるまで、10年以上苦労を重ねられたとのこと。よくぞやり抜くことが出来たモノだと思う。

 また、隣のギャラリーBの作者は、同じく地方新聞社をイラク戦争を機に脱サラし、フォトジャーナリストとしてバリバリ活躍されておられる方。ちなみに、初日の夜に魔の巣窟?ゴールデン街の呑み屋にお連れしたら、喜んで貰えたようで何よりであった。

 そのお二人の数分の一のことすら為しえぬ私ですら、人から写真をよく続けてきたなとか、発表できるなんて素晴らしい、云々を幾度と言われる。そういうときは大体「そう望むならば、口ではなく身体の方が先に動いているはず。そうではないのか?」といった内容を答えている。現に、今の私の手では届かないようなシゴトをされた方々は私の何倍も動いているし、あくまでもその動いた結果を享受しているに過ぎないのが事実だが、こんな単純なことに気付けないのだろうか。実際のところ先の決まり台詞?も、結局は半分以上自分に言っているようなものなのである。

 ふと思ったのだが、私の場合写真を撮り続け発表することで、何を望んでいるのだろうか?生計を立てる手段として、ギャラと引き替えに写真を撮ることを望んでいるなら、そのように動くだろう。現にそのように動いた時期もあった(ちなみに、私が初めて持った名刺の肩書きは”カメラマン見習い”・・・せめて”アシスタント・フォトグラファー”と位は書いて欲しかったものである)が、ものの見事に?少なくとも今の時点では商業カメラマンにはなり損なっている。また、単にライフワークとして楽しむだけの写真なら、わざわざ”私的な記録”などと称して社会ネタを選ぶ理由などないことも確かである。また今のシゴト柄、写真の普及活動で壇上に立つ方々の姿も多く見てはいるが、少なくとも私の将来像として現時点では全くイメージできない。

 そんなこともあり、私もHABUさんからギャラリーで買った著書にサインを頂く。自身への戒めも込めて・・・などと言いつつ、実際はHABUさんの写真やサラリーマンから写真家に転身したという生き方に前から興味を持っていたし、土曜日のトークセッションを半分以上聞き損なったので、ちょっと悔しい・・・ただそれが言いたかっただけのことである。

2010/5/21 金曜日

初日を終えて

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 1:35:59

 あっという間に過ぎてしまった、展覧会初日。足元が悪いにもかかわらず、思っていた以上の多くの方にご来場頂き、有り難いことです。

 明日21日は終日在廊できませんが、是非とも芳名帳や感想ノートに足跡を残して頂けたら幸いです。たった、9時間ばかりの間に数年分の再開やら出会いやらありました。それだけでも、展覧会をやる価値はあることを、改めて思います。

 協力頂いている、スタッフの皆さんにも感謝です。

2010/5/19 水曜日

最終段階

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 1:02:46

 展示作業の前夜になって最期の作業。Webサイトのギャラリーページに展示予定の全作品を纏める作業の下準備。本当は今回の展覧会を機にトップページからリニューアルを考えていたのだが、そこにエネルギーを使うならば制作そのものに使うべきだということで、結局中止にしました。

 今夜下準備してまとめた作品は、明日の展示で並べた実際に順番に編集。で、明後日に会場へ向かう前、アップロード作業をしてから出かけることになるでしょう。

 話は変わって、学生時代の友人から電話。案内状届いたから実家の写真館のブログにアップしたと。

 で、そのブログ見た。案内状のスキャン画像が両面貼られていて、宛名面がばっちり出てた。これでは私の乱筆ぶりがバレバレではないか・・・などと言いつつも、そうやって陰ながら応援して下さる方がいることを嬉しく思う。今後とも変わらず宜しく。

 さて、いよいよ今日は展示作業立ち会いです。

2010/5/18 火曜日

ある関係者へのメールより

Filed under: 制作日記 — 作者 @ 4:49:18

 来月に初の展覧会をされるという、シゴト場で日頃お世話になっている関係者へのメール本文よりコピペ。

 写真展の開催決定おめでとうございます。10年間の蓄積された成果とのことで、是非観に行きたいと考えております。

(中略)

 かく言う私も、既にご存じかも知れませんが、2度目となる展覧会を今週木曜日から開催致します。

http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2010may/gallery_a_100520.html

 何を今更、などとお気を悪くなされたなら申し訳ありません。

 モノの創り手の端くれとして、ゆくゆくは作品としての面白さそのもので足を運んで頂けるようなで創り手でありたいものですし、もっとも写真展などというものは、純粋に写真を見たければ勝手に情報を得て足を運ぶモノだとも考えてもいます。あくまでも私見ですが。

 そんなことから、日々の業務でお世話になっている関係者の方々には、非礼を承知の上で私的な関わりのある方や既に正体?がバレている一部の方を除き、個別のご案内等を特に行いませんでした。中には名前がよく似た人がいるな、と思った方もいらっしゃるようです。

 言うまでもないこととは思いますが、写真を見るのがお好きで時間がございましたら、ご高覧頂けたらと思います。初日と土日は在廊予定です。

 まだまだ未熟な点も多々あり、手の及ばなかった点もありますが、観る人によっては、ちょっと変な?作風と思われるかも知れません。

 どうぞ今後とも宜しくお願い致します。

 折角、本音の部分を書いたので、公衆の面前に晒しておきます。こうやって見てみると、ロクに実力もないくせに理想だけは高いものです。だから、私の写真はギャラにならないのでしょうけど???

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