制作日記

　起床は14時。この歳になると、体調面では学生時代の時のようにはいかないが、それでも気力でカバーできる範囲である。
　18時前に作業開始。この時点での進行状況は28点中12点は完成。残り16点のうち13点が調整レイヤーのパラメーター調整のみで完成できるところまで持って行っているので、この夜こそが山場。これをクリアすれば、５月５日最終日は一番複雑な２点のみの作業となるハズである。
　作業は、予定通り順調に進む。前夜と同じようなローテーションのつもりが、実際のところマスク処理などはあまり行う必要がないので、キューばかりが溜まってゆく。
　作業後半のうち、半分は怪しげな深夜徘徊で過ごす。３時作業終了、４時過ぎに就寝。全くの手つかずは２点のみ。

　5月3日
　日中は、家事と買い物。そろそろ尻に火が付いて来たので、夕方4時前から作業開始。
　2〜3時間ごとに30分から1時間程度小休止のローテーション。精神的なゆとりと眼精疲労を少しでも防ぐため。ただ、その小休止とやらで少しでも横になると、そのまま睡魔に襲われるのは前日のことから火を見るよりも明らかである。そんなわけで深夜の小休止は辺りを自転車で徘徊することに。間違いなく怪しい人だったに違いない。作業再開前には、一杯のコーヒーまたは紅茶でカフェイン摂取でドーピング？
　実際のところPCにプリントのキューが詰まり過ぎると作業自体を中断することになるので、運用面でも定期的な小休止は必要だったりもします。ちなみにひとつのキューにつき、約20〜25分前後。つまりA2サイズを最高画質での出力する場合、1時間に2枚消化できるかどうかといったところです。4つ位キューが溜まると小休止するか、やや難しめの作業を先に回して、なるべく手を止めずに効率よく進行できるように順序を組み直して作業を進める。
　翌朝4時作業終了。6時就寝。総出力枚数A2サイズ29枚。昼夜の入れ替え、これにて成立。

　5月2日
　前夜の酒は抜けたが、あがったテンションは何処へやら？日中は自転車で付近をうろつき、気分転換。実際のところ、プリント作業が出来るのは窓からの外光の影響を受けない夕方から明け方にかけての時間だけ。完全に昼夜逆転の暮らしをしなければならない。
　で、夜になってから作業を始める予定だったが、何だか無理に始める気分にはなれない。何となく床の上で横になってたら、フローリングの上でそのまま就寝。
　おーい！大丈夫か？自分。

　ＧＷ前の週末：
　シゴト場からの帰りにかねてより知る作家さんの展示を観にギャラリーバー。写真集を出版されるとのことで、そのお祝いも兼ねて。
　制作活動とシゴト場との両立という点で、かなりの苦労があったとのこと。私の前では恥ずかしながら・・・などと言ってましたが、武勇伝にしか聞こえなかったのですけど。もっとも私の感覚自体が世間ズレしていると言えば、そうなのかも知れない。あっという間に終電前。

　ＧＷ初日：
　昼間はシゴト場にいて、夕方に知人である作家さんが講師を務めたワークショップ修了展へ。講師の作家さんに面識がなければ、自分も募集に応募していたかも？ということで。参加者の半数は既に実績があって、作風を確立しつつあるような方（実際に作品の展示を見たことがある方）ではないか。無理矢理にでも応募しておけば良かったか。まぁ、却下は確実？だろう。
　元級友の展示があったので、四谷方面。どさくさ紛れ？にギャラリーにＤＭを置いて頂いた。有り難いこと。
　最期にゴールデン街の行きつけ（とは言っても、月一程度）のバーで、展覧会のＤＭを配らせて頂く。以前に何度か作品を見せて頂いている方や3年前の展示を観て下さっていた方など、たまたま会うことが出来たのでちょうど良いタイミング。
　日頃、多くの方々から見せて頂いた作品を通して、いろいろと刺激やら頂戴してきました。この度、久しぶりに自分の成果をお見せできることとなり、少しはお返しできるのかな、などと思う。
　そんなわけで、テンションみなぎった状態で中野に戻ったが、帰宅と同時に店で呑んだバーボンの酔いが回ってきてしまう。で、そのまま寝床へと直行。これにてＧＷ初日終了。
　駄目だこりゃ。

　とりあえず全28点と確定したプリントはぼちぼち進んでおります。ただ、あとは機械が故障しないことを祈るばかり。年末にプリントヘッドを交換したばかりの我がPX-5800は絶好調の様子。そうでないと困る。

　一番困るのは作業の半ばで故障すること。昨年末にプリンターを修理したのは、まさに今回の写真展の応募作制作の時。最終的にチョイスした約40点のうち20枚近く出力が終わっていた時点での故障。最終的に応募作を全て外注のフロンティア出力でしのいだ。

　その時の様子については、たまたま応募締め切り前日に我が家へ来ていた地元の友人が知っている。正直なところ、これで展覧会が決まらなければ彼らにどう顔向けしようかと思っていたところ。だから今回に限り、家族より先に発表が決まった件を報告したのだった。

　しかし、今回このようなことがあったとしたら、出張修理では間に合わない。かといって他人に作業を頼むつもりもないし、プリンターもう一台購入か？予算がいくらあっても足りん。

　全然違う話。前にも書いたが、深夜に明かりが付いているのは付近では我が家くらいだが、このところ野良猫の喧嘩が盛り上がっている模様。息抜きに出かけた深夜のコンビニ帰りに、にらみ合っている2匹を発見。私も猫語で参加しようとしたら、2匹とも全力疾走で逃げ出し即解散。当たり前か。

　プリント制作中。半数以上終了。だが、どうも仕上がりに納得がいかない。

　上手かろうが下手だろうとプリントに手を尽くすのは、足を運んでくれた方への、最低限の礼節であるなどと3年ほど前にも書いたことがあった。その考え方は今も変わらず。仮に下手と見られようと手を尽くしてもいないモノをお出しするつもりは毛頭無い。そんなわけで、マットの製作を依頼している業者さんに話して、GW明けに一括で郵送するようにしてもらうよう期日を延ばして頂いた。

　それにシゴト上、予定していた作業日が一日減りそうな見込みであり、このまま無理にペースを加速しても碌な結果にならないのは目に見えている。二兎を追う者は一兎をも得ず。などと言うが、その通りなのかも知れない。