街の小さな考古学


ヤクルト
マルボロ
カード
のど飴
風俗ビラ
韓国海苔
ガンダム
ヘリコプター
歯ブラシ
ヘアバンド
ゼリー
手裏剣
ゴム風船
ニッパー
初心者マーク
フィルムの箱
飲料水
カセットテープのラベル
ピザまんの敷き紙
伝票の紙片
キャラメルの箱
粉末スープ
たまひよストラップ

 人間により生産され、同じく人間により使い古され、そして最後にはその場所に捨てられている路上のゴミ。どこから来て、その場所にたどり着いたのだろうか。それら一連の事象を点と線とで結んでみる。我々が日々生産し続け、そして消費し捨てられてゆくモノには、ごく短期間ではあるがあらゆる人間の生業が詰まっていることを教えてくれる。これらを改めて考えることは、いわば小さな考古学のようなものなのである。

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